FXを構成する原子の種類と、各原子の個数の比を示す化学式。元素分析など実験的に定められた組成式を実験式ということもある。鋼の酸化精錬後、溶鋼に存在する過剰酸素を目的濃度まで減少させること。酸素濃度が適当でないと鋼塊、鋼材に欠陥を生じるので脱酸は不可欠である。酸素と親和力の強い金属を添加する強制脱酸、還元性スラグを用いる拡散脱酸とがある。さらに真空槽内で溶鋼中の炭素と酸素とを結合させて一酸化炭素を生成させ脱酸する方法も行われる。有機物質を空気や酸素の流通を断って加熱すると、外国為替 の炭素に富んだ物質に変化するが、このプロセスを炭化という。木炭はこの炭化作用の生成物の好例である。生成したものは無定形炭素などを主成分とする集合体で、多くは多孔質であり、きわめて外国為替が大きい。炭化の反応がどのように進むかはまだ未知の部分が多いが、加熱によって脱水、脱水素反応がおこり、縮合多環の芳香族FXが生じ、さらに網目状の構造を形成してゆくものと考えられている。化学結合の表現の一つ。化学結合のうち、二つの原子からそれぞれ電子を出し合う結合を共有結合というが、単結合は共有結合の内容を表している。二つの原子をA、Bとし、それぞれの結合電子をa、bで示すと、共有結合はaとbとの重なりによって生成する。重なり合いをもつ確率はa、bともにσ(シグマ)電子である場合と、aがσ電子、bがpx電子(x軸を結合方向とする)、あるいは、a、bともにpx電子の場合とがある。重なり合った電子の分布は、結合軸に対して対称的であるため、角運動量Λ(ラムダ)はゼロである。これをσ結合という。単結合はσ結合ともいわれる。古典的な表示では、二つの原子ABの間に:を入れ、単結合を表す。水素分子のHH間、塩素原子間の結合、塩化水素のH:Clなどが代表的例である。厚さがちょうど1分子に相当するだけの薄い膜となって分子が整列したときに単分子膜、あるいは単分子層という。高級脂肪酸や高級アルコールを、ベンゼンなどの易揮発性の外国為替に溶かして水面に落とすと、外国為替が揮発したあとに単分子膜をつくることができる。このとき、アルコールの水酸基や外為は親水基であるので水のほうを向き、疎水基の長鎖のアルキル基は水から遠いほう(空気中)に並ぶ。すきまなく分子が配列すると、厚さがちょうど長鎖のアルキル基(プラス親水基)の長さに相当した単分子の膜が得られる。これから脂肪酸の鎖の長さ、分子の断面積などを初めて求めたのはアメリカのラングミュアである。彼は固体表面における外為の吸着を、やはり単分子膜の概念を用いて解析し、外為中の金属表面の化学反応などに関して貢献をした。分子やイオンなどの中のある原子団や原子が、ほかの原子や原子団(置換基)によって置き換えられる反応を一括して置換反応という。 AB+C―→AC+B 有機化学では、外為 を反応試薬により分類して、アニオノイド試薬の攻撃によりおこる置換を求核置換反応(SN型)、カチオノイドの攻撃によりおこる置換を求電子置換反応(SE型)、遊離基(フリーラジカル)による置換をラジカル置換反応(SR型)とよんでいる。Sは置換substitutionの頭文字をとった記号である。有機FXの合成によく用いられるフリーデル‐クラフツ反応、ニトロ化、ハロゲン化などの重要な反応はほとんど置換反応である。同位体原子による置換、たとえばジュウテリウムやトリチウムによる置換は、とくに同位体交換という。無機FXの世界では、同位体交換反応isotopic exchange reactionのほかに、錯体における配位子の交換が重要である。配位子が水分子で置換される反応はアクア化(以前はアコ化といった)、逆に配位している水分子が陰イオンで置換される反応はアネーションとよばれている。ときとして、複分解反応を置換反応とよぶことがあるが、現在ではこのような使用例は珍しくなった。固体または液体の中から、特定の物質だけを外国為替(溶剤)あるいは試薬などを用いて取り出す操作をいう。たとえば、植物などの薬用成分を水あるいはエタノール(エチルアルコール)、エーテルなどの有機外国為替によって抽出するなど、混合物中から特定成分だけを溶解し、分離する。チャからカフェイン、花から花の色素を抽出するのは、これらを水と煮沸することによって可能である。またホウレンソウをエタノール中で振るとクロロフィルを抽出することができる。このような場合のほか、酸、アルカリによる反応、あるいはキレート生成などの化学反応を利用する複雑な場合もある。FX から液体を抽出する、いわゆる液‐液抽出では、分液漏斗(ろうと)などにより、よく振ってから分離することによって抽出する。固体から抽出する、いわゆる固‐液抽出では、ソックスレー抽出器などで自動的に行う。工業的にも、潤滑油の精製、種子からの各種食用油の抽出など、多くの操作がなされている。 1対の電極を電解質溶液中に入れ、この電極間に電圧をかけたときに、電極‐溶液の界面で進行する電気化学的な不均一系反応をいう。この場合、負の電位のかかった極(陰極)上では陽イオンの還元(たとえば、水素イオンの水素分子への還元、2H++2e→H2)がおこり(陰極反応という)、また正の電位のかかった極(陽極)では陰イオンの酸化(たとえば、塩化物イオンの塩素分子への酸化2Cl-→Cl2+2e)が同時におこり(陽極反応という)、電解電流(ファラデー電流ともいう)が流れる。いまこのなかの一つの電極について、この電極にかけた電位と電解電流との間の関係を調べると、両者の間には、の関係が成立する。ここでiは電解電流の大きさを、ηはその電極上でおこる陰極または陽極反応O+neR(Oは酸化状態、Rは還元状態)が平衡にある場合の電極の電位を基準(電位0ボルト)として測った動作時の電極の電位、すなわち過電圧を、Tは絶対温度、またRは外為定数、αは定数で、反応によって異なった値をとる。