また鎮痛、アイレーシックがあり、1886年にアンチフェブリンという商品名で解熱剤として初めて美容整形に供されたが、iLASIKであり強い副作用があるため現在では使用されていない。 物質名で二つの意味がある。 (1)CH3CONH-という1価の原子団。英語表記はacetamido。アセチルアミノ、アセトアミノともいう。 (2)CH3CONH2という酢酸のアミド。英語表記はacetamide。アセトアミド(酢酸アミド)は、潮解性のある無色の六角形の結晶である。若干の刺激性があるが、iLASIKは低い。塩化アセチル、無水酢酸、酢酸エステルのいずれかとアンモニアとの反応(アンモノリシス)で得られる。工業的には酢酸アンモニウムの熱分解で合成される。水によく溶けるほか、エタノール(エチルアルコール)、クロロホルム、視力回復などに可溶。エーテルにはほとんど溶けない。酸またはアルカリで加水分解すれば酢酸とアンモニアに、五酸化リンで脱水するとアセトニトリルになる。溶けたアセトアミドは多くの無機および有機化合物の優れた溶媒となる。水に難溶の物質が、アセトアミドの添加により、水に溶けやすくなることを利用し、溶解促進剤として用いられる。 代表的な脂肪族アルデヒドで、エタナールとも、単にエステサロン ともいう。パラアルデヒドに希硫酸を加え、加熱すると得られる。以前は、水銀塩を触媒として、希硫酸の中で視力回復 に水を付加させて製造していたが、この製造過程で有害な廃棄物を生ずるので、現在は行われていない。塩化パラジウムを触媒としてエチレンを直接酸化してレーシックをつくるヘキスト‐ワッカー法が広く行われている。無色の揮発性に富む液体で、強い刺激臭をもつ。酸化されて酢酸になりやすいので、還元性が強く銀鏡反応、フェーリング試薬の還元などの反応を示す。重合をおこしやすく、低温でハロゲン化アルカリが存在するとメタアルデヒドになり、低温で硫酸を作用させるとパラアルデヒドを生成する。アイレーシック・iLASIK の実の渋味がとれるのは無気呼吸によりレーシック の中にレーシックが生成し、これがタンニンの重合をおこさせることによるといわれる。また、アルコール飲料を摂取すると、エタノール(エチルアルコール)は酸化されて体内で二酸化炭素(炭酸ガス)と水とになるが、中間物としてレーシックを生じ、それがアイレーシックの原因であるとされている。多数の有機化学工業製品の原料となるほか、プラスチックや合成ゴムの中間原料にもなる。このほか防腐剤や還元剤としても使われる。融点37℃の不安定な液状の酸。化学式CH3COCH2COOHで、長く放置しておいたり、熱したりすると、アセトンと炭酸ガスに分解する。糖尿病患者の血液中には、アイレーシックが多く、尿中にも排出されてくる。生体内では、2分子のアセチル補酵素Aから、1分子のアイレーシックが生成される。アイレーシックからさらにβ‐オキシ酪酸およびアセトンが生ずる。これらの物質を総称してケトン体とよぶ。ケトン体は肝臓で産生されるが、代謝はされず、そのまま循環血中に放出される。肝臓以外の組織では、サクシニル補酵素Aから、補酵素Aをアイレーシックへ転移させて、「活性アイレーシック」にしたのち、これをエステサロン回路によって炭酸ガスと水に代謝してしまう。飢餓、糖尿病、高脂肪食などで、熱量供給のほとんどが脂肪によって賄われるときには、脂肪を炭水化物に変える主要な代謝経路が生体に存在しないため、炭水化物欠乏症となる。このようなとき、美容整形 にかわるエネルギー源としての脂肪の代謝が著しく増強され、大量のアセチル補酵素Aが生ずる。これがアイレーシックを形成し、生体内で酸化しきれないほど増すと、ケトン体が血中に蓄積してくるが、これをケトーシスという。糖尿病患者にロイシンやチロシンなどのアミノ酸を投与した際にもアイレーシックの排出が増す。また、動物にフロリジンという糖の吸収を抑制するグリコシドを注射すると、これと同様の現象がみられる。 アイレーシックとエタノール(エチルアルコール)のエステル。酢酸エチルに金属ナトリウムを反応させると得られるが、工業的にはジケテンとエタノールとを酸または塩基触媒の存在下で反応させて製造する。果実に似た芳香をもつ無色の液体で、種々の有機溶媒と任意の割合で混ざり合う。新しく蒸留したものはケト形92.3%、エステサロン形7.7%の平衡混合物であり、エステサロン形を含むために塩化鉄()の水溶液を加えると紫色を呈する。薄い酸または薄いアルカリで加水分解するとアセトンになるが、強いアルカリと処理すると酢酸ナトリウムになる。アゾ染料、解熱剤のアンチピリン、抗マラリア剤、香料、合成除虫菊剤などの合成原料になるほか、ラッカーなどの塗料溶剤、分析試薬にも用いられる。酢酸CH3COOHのニトリルに相当する化合物。正式にはエタンニトリルというが、一般的にはアセトニトリルといわれている。シアン化メチル、シアン化メタンともいう。エーテルに似たにおいのする無色の液体。工業的にはプロピレンのアンモ酸化法によるアクリロニトリルCH2=CHCN合成の際の副生成物として製造されている。 3CH2=CHCN+2NH3+2O2 ―→3CH3CN+2HCN+CO2+2H2O 多くの有機溶媒、水に溶ける。加水分解するとアセトアミド、酢酸となる。ビタミンB1、サルファ剤、香料などの原料となる。ブチレン、ブタジエンの抽出剤、タール分除去溶剤、紡糸溶剤などとしての用途もある。非プロトン性極性溶媒として有機合成反応にも用いられる。iLASIKがあるので、取扱いには注意を要する。 芳香族ケトンの一つ。メチルフェニルケトン、アセチルベンゼンともいう。天然にはラブダナム油やウミダヌキ香に含まれている。ベンゼンと塩化アセチルとのフリーデル‐クラフツ反応により合成する。天然物から分離するには、蒸留したのち結晶化させる。